11月20日 2日の続き

唐突に11月2日の続きを書きます。

 

ブラックホールみたいに喋りまくる人でした。こっちが吸い込まれてしまうような話し方をされるのです。政治歴史科学宗教…ご自身の言葉に引っ張られるようにして後から後から言葉が溢れます。その中の何が本当で何が作り話なのか、全部本当にも、全部妄想にも、全部オカルト本の受け売りにも聞こえます。口から万国旗を出す手品師を思い出します。

他の人が話してる時は最後まで聴く、というのが会のルールのひとつでしたが、彼の話には最後がありませんでした。

 

その万国旗作業服さんを含め、他の皆さんも、私がその場にいることに関して一切の注意を払いませんでした。こちらの方では、警戒されたり何をしに来たんだと嫌な顔をされることもある程度予想して臨んだのですが、あるいはよく来たね、と歓迎されるパターンも、しかしそのどちらも全くなく、それは宮本先生も同じでした。皆さん、テーマに沿って、自分の思うところをただ話されていました。

 

最後に意見を求められ、私が話し出したときブラックホールさんが「ほう」と一度相槌を打ってくれました。

 

次回のテーマと日付を決めて、会は終了しました。給湯室でみんなの使った湯呑みを洗う先生に挨拶をして帰りました。