1月15日 1月15日に読み終わった本
『私たちがやったこと』レベッカブラウン マガジンハウス 2002年
写真をそれっぽくしようとがんばっています。
濃密な一対一の関係性が描かれているのに、読んでいて重くならないのは感傷的なところがなく読者を変に煽るようなところがないから。
非現実的な設定が苦手なのですが読んで行けたのは、現実の気持ちや関係を深く深く考えようとする視点がまずあることが読んでいて強くわかってきます。
同性愛やエイズをテーマにした作品が多い作家として知られているそうですが、それを知らずに読んだのは私にとっては良かった。
1つ前に読んだ『かつらの合っていない女』から、この人の言葉の魅力に惹きつけられていて、それが今回も深まったので、同じくエイズをテーマに書かれた『体の贈り物』を次に読んでみたい。テーマというよりは、この人の言葉に含まれた独特の熱を感じるために読み続けたいです。