4月に読んだ本


f:id:meizhizhi-924:20180430232452j:image

『地鳴き、小鳥みたいな』保坂和志 講談社


今月はこの一冊だけ。でも、とてもとても、今後の人生に影響する読書体験になりました。

小説はこうあるべき、という思い込みを徹底的に剥がしにきてくれます。思い込みが深いと、だからうまく読めないかもしれない。私もそうです。今でもときどき。だけど、それをうまく剥がせると、次々に「それって単にそう思い込んでるだけだよね。」という事柄が自分の人生とか暮らしの周りに見えてきて、自分自身のことさえ、「あ!私はほんとはこう思いたかった!」っていうのが出てくる。

自分の思うように思っていい。って言ってくれる。

力が湧いてくる。

 

…なんか読み返すと自己啓発本の紹介みたいに読めてしまうな。私にとってはある意味そうだったかもしれないけど…。私は評論家にはなれないな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あと、番外編。

今月はラジオにはまりました。人生二度目のラジオブーム。

『アフター6ジャンクション』

ライムスターの宇多丸さんがパーソナリティをされているラジオ番組。TBSラジオ

中に、「新概念提唱型投稿コーナー」というのがあるのですが、詳しく説明はしませんが、募集する投稿内容が難しいというか、宇多丸さんの求める投稿がなかなか来なくて、しばらく投稿の紹介がなかったのが、徐々に紹介されるようになってきた。リスナーが宇多丸さんの求めるものを、ラジオの放送を通してだんだん掴んでくる、というのが面白いなと思います。