12月24日

来年の9月に向けてまた文章を書こうとしていて、文章を書こうとすると頭の中に靄がかかるようになる。というか、逆か、本当は靄だらけでちょっと先も見えてないけれど見えてなくても生活はできるのにわざわざ何か作ろうとすれば、見えてないことを見ることになる、靄を消すために書くのではなく靄の中で正しく立ち止まるために書く。

手帳に、やらないといけないことを書き出してやり終えたら線を引いて消す。毎日いくつかに線を引き、毎日その分かそれ以上新たな項目が増える。目の前に人参をぶら下げられた馬のようだけれどその馬は人参をいつかは食べられるのだろうか。私は馬か、それとも馬の前に人参ぶら下げた誰かか。

よくわからなくても目の前に見えてる人参だけ見つめて走っていれば前に進んでる気にはなれるけどそれは本当か。

靄の音を聴いたり湿度を感じたり、真っ白な中で思い出すのはいつの記憶か、近くに感じる気配はリスか熊か人間か。