11月17日 再読

昨日帰宅後、19時に就寝したら25時に目が覚め、そりゃそうか、と思いながらゴソゴソとハレクモ部屋の整理を明け方までしていました。

太陽が昇りきった頃にまた眠たくなって二度寝して、起きてから天神さんの準備をしています。本の準備はできているので、フリーペーパーのおまけ付けと、名刺作りと、木の本のブローチの仕上げを。今一応全て終わって、夜荷造りしたら完了です。明日は雨予想なので行き帰りの雨対策が心配です。会場に着いてしまえば、後はいつもの通り、楽しむだけ、なので。

気づいたら今日は誰ともしゃべっておらず、昔はこんな日よくありましたが、たまには必要なのかも、と思っています。

 

部屋の整理中、保坂和志の『書きあぐねている人のための小説入門』をふと手に取ってしまい、パラパラしていると、あ、今再読のタイミングだ。となってしまいました。この本は、私の人生の分岐になる本の中の一冊です。

自作の冊子を出して、文章を書いて誰かに読んでもらうことに、喜びと不安、両方あって、けれどもまた次もやろう、と思っています。

私は、私の気持ちを書くことしかできません。凝ったストーリーを作ることはできません。だから私の気持ちをちゃんと書く、というところには妥協したくなく、ちゃんと書ききることができればそれは誰かの気持ちを書いていることにもなると思っています。

保坂さんのいう“リアリティ”は私の感じに直すと“ちゃんと書いてある”ということになります。ちゃんと、っていうのは、一つ一つの言葉が全部本当か、自分の実感として出てきている言葉か、世間でよく言われているフレーズなり価値観なりに流されてないか、いちいち疑いながら、やることです。