8月12日

今先月に出た保坂和志さんの『ハレルヤ』という小説短編集を読んでいる。それと、アナログフィッシュというバンドの『静物/Still Lif』というアルバムを聴いています。

保坂さんを好きになったのとアナログフィッシュを好きになったのとは、多分大体同じくらいで、その時私は東京にいた。

何をやっても続かなくて自分に嫌気がさしていて、いろいろヤケクソだった頃。人んちに居候してた。いろいろまともに考えられない時期だったから居候もそこそこ楽しめた。まともなときには居候なんかできないと思う。

東京で4年くらい住んで、帰ってきて10年くらい経つ。

保坂さんとアナログフィッシュの作品は新しいのが出てそれを読んだり聴いたりするといつも、その時私が考えたりドツボにはまっていることを掠めながらそこから飛躍させてくれる。

今ちょうど、人生何個目(何十個目)かのドツボにはまっているのでめっちゃ響く。