8月1日 7月に読んだ本③
『洒落』 輪佳
今、京都のホホホ座浄土寺店で個展をされているwacaさんのZINEを購入して読みました。
wacaさんはミュージシャンの世田谷ピンポンズさんのアートワークをされているのですが、この個展では額装されたwacaさんの絵が見れます。
私はこの個展で始めてwacaさんの生の絵を見て、その不穏さがたまらんと思いました。
ZINEの方には、絵のページに加えて、漫画のページもあります。そこには言葉も書かれています。
wacaさんご本人とお話しするとき私は彼女の発する言葉の、隅々にまで張り巡らされた配慮(ある意味では緊張)にとても好感を持ちます。そしてその繊細さと同居する言葉の強さ、鮮やかさにはいつも憧れています。
このZINEには、それらのすべてが入っているような、或いはそれらから漏れ出したまた別のwacaさんの一面があらわれているような、そんな感じがしました。